本文へ移動
m✦まなびラボ

CULTURAL HERITAGE / 02

北海道・北東北の縄文遺跡群

狩り・漁・採集をしながら定住した、約1万年にわたる暮らしと祈りの記録です。

北海道・青森県・岩手県・秋田県 · 2021年登録

基準(iii)文化・文明の大切な証拠基準(v)伝統的な暮らしと土地利用
三内丸山遺跡の復元建物
三内丸山遺跡の復元建物663highland / CC BY 2.5 · 写真の出典 ↗ · 撮影 2014-09-13

WHY WORLD HERITAGE?

世界遺産に、選ばれた理由。

01

畑作だけが定住への道ではなかった

世界には、農耕を広げながら大きな集落をつくった社会が多くあります。北の縄文の人々は、狩りや漁、木の実などの採集を中心としながら、一定の場所で暮らす生活を発達させました。17の遺跡を合わせることで、その始まりから変化までを長い時間の流れでたどれることが評価されています。人間の暮らし方には多様な道があったのです。

02

食べものと住む場所の工夫

海辺、川沿い、台地など、遺跡がある場所はさまざまです。周りで手に入る食べものや環境に合わせ、人々は暮らしを組み立てました。家の跡、貝塚、道具などを一緒に調べると、文字の記録がなくても生活の手がかりが見つかります。道具の美しさや珍しさに加えて、どの場所からどのような状態で出たかにも意味があります。

03

祈りや人とのつながりも伝える

環状列石、墓、土偶などは、暮らしを支えた精神文化を考える手がかりです。ただ古い道具が出るだけでなく、住まいと祈りの場がどのように変わったかを、複数の遺跡から読み取れます。現地にある復元建物と、発掘で確認された本物の遺構を区別すると、考古学の調べ方も学べます。北海道と北東北に分かれた各遺跡が、異なる時期や環境を伝えています。

登録理由の出典:UNESCOの登録説明・評価基準 ↗

COMPARE TO UNDERSTAND

似た場所と比べると?

ほかの先史時代の遺跡と比べると、定住への多様な道が見える

世界の先史時代の遺跡には、農耕や牧畜が広がり、集落が発展する過程を伝える場所があります。北の縄文遺跡群では、狩り・漁・採集を中心にしながら定住が発達し、約1万年にわたって環境に応じた暮らしと祈りの形が変わったことを、17遺跡の組み合わせでたどれます。人々が一か所で暮らすようになる道は一つではなかったと示せる点が、この遺産の持ち味です。

公式の登録価値をもとに、特徴の違いを学習用に整理しています。

現地で、ここを見てみよう。

1復元住居と発掘図を比べ、何を根拠に姿を復元したか探そう。

2海や川と集落の位置から、食べものを得た場所を考えよう。

LOOK CLOSER

写真で、もう少し近くへ。

3枚の実際の写真

写真を押すと拡大できます。Web表示のため縮小・WebP形式への変換をしています。

CONNECT THE DOTS

この場所から、知識をつなごう。

写真で見つけた「なぜ?」を、理科や社会の知識マップへ。

PLAN YOUR VISIT

訪ねるときの、入口と歩き方。

2026年10月30日確認。代表的な経路を紹介します。時刻・料金・運行日・公開範囲は、訪問日の公式案内でご確認ください。

01青森・三内丸山遺跡

地域への行き方
青森駅や新青森駅を拠点に、遺跡方面の路線バスやタクシーで向かいます。
現地での移動
遺跡と縄文時遊館を合わせて歩く計画にします。ほかの登録遺跡は離れています。
見学の組み立て
展示で道具を見てから、住居跡や復元建物のある屋外へ進むと理解しやすくなります。
予約・利用の条件
運行日、休館日、積雪状況を確認。登録は17遺跡で、関連資産とは区別されています。

02函館・垣ノ島遺跡と大船遺跡

地域への行き方
函館市内を拠点に、函館縄文文化交流センター・垣ノ島遺跡方面へバスまたは車で移動します。
現地での移動
大船遺跡は別の場所です。バスでは「大船遺跡下」から徒歩約10分の案内があります。
見学の組み立て
交流センターの出土品と、海を望む遺跡の立地を合わせて見ます。
予約・利用の条件
北海道と本州の遺跡は地域を分けて旅程を組みましょう。帰りの便を必ず確認します。

もっと確かめる・公式の案内

写真の著作権・ライセンスは各写真の下に記載。この遺産の写真の出典一覧

KEEP EXPLORING

つながる、ほかの世界遺産。

← 世界遺産マップへ戻る