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CULTURAL HERITAGE / 19

厳島神社

海の上に広がる社殿と背後の山が、人と自然を結ぶ一つの景色をつくっています。

広島県 · 1996年登録

基準(i)人の創造力を示す傑作基準(ii)文化や技術の交流基準(iv)歴史を語る建物や景観基準(vi)出来事・信仰・芸術との結びつき
厳島神社の大鳥居
厳島神社の大鳥居Jakub Hałun / CC BY 4.0 · 写真の出典 ↗ · 撮影 2024-08-16

WHY WORLD HERITAGE?

世界遺産に、選ばれた理由。

01

海と山を生かした神社の景色

厳島神社は、海辺に社殿や回廊を広げ、背後の山と一緒に美しい景色をつくっています。潮が満ちると、建物が水の上に浮かぶように見えます。建物だけを別の場所へ移しても、同じ価値にはなりません。海、山、社殿の位置関係が大切なのです。自然を大切にする信仰と、人がつくった建築がまとまり、長い時間をかけて受けつがれた景観として評価されています。

02

平安時代の文化が形になった

現在につながる社殿の配置は、12世紀に平清盛の支援を受けて整えられました。ゆるやかにつながる建物や回廊には、平安時代の貴族文化とも関係する建築の特徴があります。その後、災害や修理を経ながら、基本となる配置と姿が受けつがれてきました。一つの時代に完成して終わったのではなく、歴史の中で守り直されてきた神社です。屋根や廊下のつながりから、その工夫を探せます。

03

島への信仰と、今も続く営み

厳島では、島や山を神聖なものとする信仰が大切にされてきました。海に面した神社の姿も、この土地の自然と信仰の関係を考える手がかりになります。現在も祭りや神事が行われ、人々が祈りをささげています。登録の対象は社殿とその周辺の景観を含む一定の範囲で、宮島のすべてが同じように登録されているわけではありません。案内図で範囲を知ると、建物と自然を一体で守る意味が見えてきます。

登録理由の出典:UNESCOの登録説明・評価基準 ↗

COMPARE TO UNDERSTAND

似た場所と比べると?

日光の社寺と、見どころはどう違う?

日光の社寺では、細かな彫刻や装飾、建築と信仰の歴史に注目できます。厳島神社では、海に広がる社殿と背後の山がつくる景色を、少し離れた位置から見ることが大切です。どちらも自然と建築が関係していますが、その関係の表れ方が違います。装飾の多さや建物の数で優劣を決めるのではなく、海と山を生かした独特の配置が、信仰と歴史をどのように伝えているかを見てみましょう。

公式の登録価値をもとに、特徴の違いを学習用に整理しています。

現地で、ここを見てみよう。

1潮が高いときと低いときの写真を比べ、海と建物の見え方の変化を探しましょう。

2回廊を歩き、社殿・海・山がどの方向に見えるかを確かめましょう。

LOOK CLOSER

写真で、もう少し近くへ。

3枚の実際の写真

写真を押すと拡大できます。Web表示のため縮小・WebP形式への変換をしています。

CONNECT THE DOTS

この場所から、知識をつなごう。

写真で見つけた「なぜ?」を、理科や社会の知識マップへ。

PLAN YOUR VISIT

訪ねるときの、入口と歩き方。

2026年10月30日確認。代表的な経路を紹介します。時刻・料金・運行日・公開範囲は、訪問日の公式案内でご確認ください。

01宮島・厳島神社

地域への行き方
JR山陽本線または広島電鉄で宮島口へ。
現地での移動
宮島口から宮島行きフェリーで渡り、宮島桟橋から神社まで歩きます。船はおおむね10分の航路ですが、運航会社の最新案内を確認します。
見学の組み立て
島内の徒歩移動と神社の拝観時間を見込みます。大鳥居付近の干潟へ行けるかは潮位と現地案内によります。
予約・利用の条件
潮位や天候で見える景色が変わります。水辺では立入禁止区間に入らず、帰りの船も確認します。

もっと確かめる・公式の案内

写真の著作権・ライセンスは各写真の下に記載。この遺産の写真の出典一覧

KEEP EXPLORING

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