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NATURAL HERITAGE / 01

知床

流氷の海と森が、生きものの営みでつながる半島です。

北海道 · 2005年登録

基準(ix)生態系と進化の過程基準(x)生物多様性の保全
知床五湖・一湖
知床五湖・一湖663highland / CC BY 2.5 · 写真の出典 ↗ · 撮影 2014-08-29

WHY WORLD HERITAGE?

世界遺産に、選ばれた理由。

01

陸だけでなく海も遺産

北海道の北東にある知床では、半島の森林と周囲の海が一つの自然のつながりをつくっています。季節的な海氷の影響を受ける海には、豊かな食物網があります。プランクトンから魚、海鳥や海の哺乳類へと続く関係を、陸と海の両方にわたって保っていることが評価されました。流氷のある景色だけでなく、その海が育む命までが大切です。

02

サケが海の恵みを川へ運ぶ

海で育ったサケの仲間は、産卵のため川をさかのぼります。それを食べるヒグマや鳥の活動、魚の死骸の分解を通して、海で得られた物質が川や周りの森にも運ばれます。森から海へ流れる川と、海から川へ戻る生きものを合わせて見ると、景色の裏にある循環がわかります。海と陸を別々に考えるだけでは、このつながりを十分に説明できません。

03

生きものを暮らす場所ごと守る

希少なシマフクロウが暮らすには、餌になる魚だけでなく、川や大きな木なども必要です。知床は、こうした陸と海の多様な生きものにとって重要な場所です。動物を一種類だけ守るのではなく、食べものやすみかまでつなげて保全することが必要です。遺産の登録区域は半島の中央部から先端側の陸地と周辺海域で、知床半島全体ではありません。

登録理由の出典:UNESCOの登録説明・評価基準 ↗

COMPARE TO UNDERSTAND

似た場所と比べると?

屋久島と比べると、海とのつながりに注目

屋久島では山の高さによって変わる森、知床では海と川と森の関係に特徴があります。どちらの自然が上ということではありません。知床の持ち味は、季節的な海氷のある海と陸の生態系が、生きものの移動を通して結びついていることです。同じ自然遺産でも、何のしくみをよく伝える場所なのかを比べると、それぞれの価値が見えてきます。

公式の登録価値をもとに、特徴の違いを学習用に整理しています。

現地で、ここを見てみよう。

1湖・森・山を一緒に眺め、魚を食べる鳥が森の何を必要とするか考えよう。

2展示でサケの一生をたどり、海から川へ運ばれるものを探そう。

LOOK CLOSER

写真で、もう少し近くへ。

3枚の実際の写真

写真を押すと拡大できます。Web表示のため縮小・WebP形式への変換をしています。

CONNECT THE DOTS

この場所から、知識をつなごう。

写真で見つけた「なぜ?」を、理科や社会の知識マップへ。

PLAN YOUR VISIT

訪ねるときの、入口と歩き方。

2026年10月30日確認。代表的な経路を紹介します。時刻・料金・運行日・公開範囲は、訪問日の公式案内でご確認ください。

01ウトロ側・知床五湖

地域への行き方
女満別空港からウトロへ車で約2時間15分が目安。公共交通では網走・知床斜里を経てウトロへ向かう経路があります。
現地での移動
ウトロから五湖へは車や季節運行のバスで移動。往復便を先に確認します。
見学の組み立て
知床世界遺産センターで全体を学び、開園期の五湖高架木道へ。往復約1.6km、約40分が目安です。
予約・利用の条件
地上遊歩道は5月10日〜7月31日に登録引率者のツアーが必要。その他の開園期もレクチャーが必要で、ヒグマ出没で閉鎖されることがあります。高架木道とは条件が別です。

02羅臼側

地域への行き方
根室中標津空港から羅臼市街へ、車で約1時間15分が目安です。
現地での移動
羅臼を拠点に展示施設や海の観察へ。ウトロとの間の知床横断道路は冬期に閉鎖されます。
見学の組み立て
海の生きものを扱う展示やガイドの説明を陸の観察と組み合わせます。
予約・利用の条件
観光船は海況で欠航します。半島の先端まで自由に移動できるわけではありません。

もっと確かめる・公式の案内

写真の著作権・ライセンスは各写真の下に記載。この遺産の写真の出典一覧

KEEP EXPLORING

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