本文へ移動
m✦まなびラボ

CULTURAL HERITAGE / 18

原爆ドーム

原子爆弾による被害を実物で伝え、平和と核兵器のない世界を考える場所です。

広島県 · 1996年登録

基準(vi)出来事・信仰・芸術との結びつき
原爆ドーム
原爆ドームDan Smith / CC BY-SA 2.5 · 写真の出典 ↗ · 撮影 2004-08-08

WHY WORLD HERITAGE?

世界遺産に、選ばれた理由。

01

被害を受けた建物そのものが語る

原爆ドームは、もとは広島県産業奨励館という建物でした。1945年8月6日、広島に原子爆弾が投下され、建物は大きな被害を受けました。今残る壁や骨組みは、その出来事を伝える実物の証拠です。写真や文章で知ることに加え、実際の場所を見ることで、町に暮らしていた人々の生活が突然奪われたことを考えられます。壊れた姿には、失われた多くの命を忘れないという意味があります。

02

元どおりにせず、記憶を守る

古い建物を守る方法には、元の姿へ戻す修理もあります。原爆ドームでは、被爆の跡を伝えることが大切なため、壊れた姿を残しながら、崩れないように保存しています。どの部分を補強するかを調べ、状態を確かめる作業が続いています。きれいに建て直すことだけが保存ではありません。何を後の世代へ伝えたいのかによって、文化財の守り方も変わることがわかる場所です。

03

世界の人が平和を考えるために

原爆ドームは、核兵器がもたらした破壊を伝え、平和と核兵器の廃絶を願う象徴として登録されました。周辺には平和記念公園や資料館があり、出来事の背景や被害を受けた人々の思いを学べます。ただし、公園全体やすべての記念碑が、この世界遺産の登録資産というわけではありません。実物、証言、資料を照らし合わせ、同じ悲しみをくり返さないために何ができるかを考えてみましょう。

登録理由の出典:UNESCOの登録説明・評価基準 ↗

COMPARE TO UNDERSTAND

似た場所と比べると?

ほかの記念碑と比べるときに大切なこと

世界には、戦争や災害の記憶を伝える記念碑や博物館が数多くあります。それぞれに、亡くなった人を悼み、経験を後世へ伝える役割があります。原爆ドームの特色は、被害を受けたその場所に、被爆した建物自体が残っていることです。悲しみの大きさを比べたり、建物の美しさを競ったりする遺産ではありません。残された実物を通して、核兵器と平和という世界共通の課題を考えられる点が大切なのです。

公式の登録価値をもとに、特徴の違いを学習用に整理しています。

現地で、ここを見てみよう。

1柵の外から、残った壁と屋根の骨組みを見て、案内板の被爆前の姿と比べましょう。

2建物そのものからわかる事実と、資料や証言を読んでわかることを分けてメモしましょう。

LOOK CLOSER

写真で、もう少し近くへ。

3枚の実際の写真

写真を押すと拡大できます。Web表示のため縮小・WebP形式への変換をしています。

CONNECT THE DOTS

この場所から、知識をつなごう。

写真で見つけた「なぜ?」を、理科や社会の知識マップへ。

PLAN YOUR VISIT

訪ねるときの、入口と歩き方。

2026年10月30日確認。代表的な経路を紹介します。時刻・料金・運行日・公開範囲は、訪問日の公式案内でご確認ください。

01原爆ドーム・平和記念公園

地域への行き方
JR広島駅から路面電車などで中心部へ。広島空港からは広島バスセンター行きの空港バスも入口になります。
現地での移動
路面電車の原爆ドーム前停留場から徒歩。広島バスセンターからも歩けます。
見学の組み立て
原爆ドームは柵の外から見学し、内部には入りません。資料館の入館案内は別に確認します。
予約・利用の条件
慰霊の場では静かに過ごし、行事や献花をしている人の妨げにならないようにします。

もっと確かめる・公式の案内

写真の著作権・ライセンスは各写真の下に記載。この遺産の写真の出典一覧

KEEP EXPLORING

つながる、ほかの世界遺産。

← 世界遺産マップへ戻る